新門司港~大阪南港間、モーダルシフト需要に対応
NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は3月15日、傘下の日本通運が名門大洋フェリーと連携し、海上輸送と鉄道輸送を組み合わせたモーダルコンビネーション型輸送サービス「Sea&Rail 北九州ルート(新門司港-大阪南港)」を3月19日に始めると発表した。
Sea & Rail 北九州ルート(新門司港-大阪南港)
名門大洋フェリー フェリー「きょうと」
政府が「2024年問題」対策の一環としてモーダルシフト促進を打ち出していることなどを踏まえ、需要増を見込んで瀬戸内海を経由するモーダルコンビネーション型の輸送サービスを新たに開発した。内航船舶と鉄道を活用、環境負荷をトラック輸送より減らすとともに、将来の労働力不足深刻化にも対応できると見込む。
輸送ルートを複線化し、災害発生時の輸送障害区間を回避することでBCPにも有効とみている。日本通運が独自に開発した鉄道・海上双方で使用可能なRSVコンテナを採用し、荷物を取り出して積み替えることなく、鉄道と海上の間を相互にシフト可能にしている。
RSVコンテナ積載トレーラー
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用