【現地取材・動画】テラチャージがガソリン給油並みに手軽に使えるEV急速充電器を初設置

【現地取材・動画】テラチャージがガソリン給油並みに手軽に使えるEV急速充電器を初設置

家電量販コジマ店舗の駐車場、6分で100km走行可能に

EV(電気自動車)の充電インフラ整備を手掛けるTerra Charge(テラチャージ)と家電量販大手のコジマは6月3日、東京都足立区加平の「コジマ×ビックカメラ足立加平店」駐車場内に、テラチャージとしては初めて150kwの急速充電器を設置したと発表した。

同日、サービス提供を開始した。両社は設置が広がっている50kw出力の急速充電器より充電に要する時間を6割程度短縮できるとみており、6分程度の充電で約100kmの走行が可能になる見通し。

利用する際は専用のスマートフォンアプリから申し込み、1分当たり税込み90円を決済する。


急速充電器


充電のデモ


「コジマ×ビックカメラ足立加平店」

両社はガソリンの給油並みに、手軽に充電器を利用できるため、充電に時間が掛かるというEVの課題を克服して普及を後押しすることが可能と強調。

テラチャージは2024年度中に急速充電器100基(100口)を設置する予定で、将来は1000基を目指す。コジマはテラチャージの急速充電器を導入した店舗を24年中に10カ所程度まで増やす計画だ。6月4日には東京都杉並区高井戸東の「コジマ×ビックカメラ高井戸東店」にも同様に急速充電器を設ける。

コジマ×ビックカメラ足立加平店で6月3日、記者発表したテラチャージの上野学急速充電事業部長は「両社がお客様に提供するサービスのレベルを一層向上できる」と説明。コジマの成田博芳執行役員は「多くの店舗を幹線道路沿いに構えている。充電スポットが増えることで、EV普及促進にもお役に立てるのではないか」と語った。

政府はEV充電器を2030年までに全国で30 万口まで整備する目標を掲げている。


急速充電器をお披露目するコジマ・成田氏(左)とテラチャージ・上野氏


充電のデモ

(藤原秀行)

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