封書なども、新料金切手のデザイン公表
日本郵便は6月13日、はがきや封書などの料金を10月1日に値上げすると発表した。
既に総務省が値上げを容認しており、今回はあらためて値上げの概要を公表した。郵便物の取扱量減少が続き、収益環境が厳しいため料金の見直しでカバーしたい考え。
全面的な値上げは、消費税増税に対応したケースを除くと1994年以来、約30年ぶりとなる。
通常のはがきは63円から85円、25gまでの定形郵便物（封書）は84円から110円に引き上げる。25g超50g以下は重量区分を1種類に統合し、94円から同じく110円とする。
定形外は、50g以下が規格内のもので120円から140円に変更する。
レターパックライトは370円から430円、レターパックプラスは520円から600円、スマートレターは180円から210円になる。
速達も250gまでは260円から300円、250g超1kgまでは350円から400円、1kg超は600円から690円に変える。
第三種・第四種の郵便物の料金は据え置く。消費税値上げに伴う措置を除くと、値上げは1994年以来、30年ぶり。
同社は併せて、新たな料金に対応した切手のデザインを公表した。85円切手は松、110円切手は千鳥などをイメージしている。はがきは鳩や鶴をデザインに採用している。
新料金の普通切手、郵便はがきなどは9月2日に発行し、同日午前9時に発売する。旧料金の切手は9月30日で販売を終了する。
新たな料金の適用は10月1日、郵便局の窓口に届いたものから対象となる。ポストに投函する場合、10月1日の最初の回収分までは現行料金で配達する。
新たに発行する85円切手（左）と普通はがきのデザイン（日本郵便資料より引用）
（藤原秀行）
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