いすゞやスズキなど出資、「レベル4」対応の車両開発体制強化、
自動運転技術開発を手掛けるティアフォーは6月17日、シリーズB(事業拡大期)追加ラウンドで85億円の資金調達を実施したと発表した。
シリーズB全体の調達額は207億円に到達、創業以来では381億円に達した。
プレスリリースでは調達先に触れていないが、いすゞ自動車やスズキなどが第三者割当増資を引き受けたもよう。
(ティアフォー提供)
調達した資金はティアフォーが強みとするソフトウェアとリファレンスデザイン(参照設計)を統合した自動運転「レベル4」(特定条件下での完全自動化)対応の車両開発体制強化、安全性評価のためのプロセスやツールの充実化に用いる予定。
自動運転を生かした移動・物流サービスの社会実装を推進する。併せて、事業推進を通して得られるソフトウェア資産と、車両開発や安全性評価に関する知見・ノウハウを新規事業に結び付けていく構え。
(藤原秀行)