市場成長に伴うニーズの高まりに対応
西濃運輸は6月27日、荷物を倉庫に預けたい荷主企業と空きスペースを貸したい倉庫事業者を仲介する物流マッチングサービス「見つカル倉庫」で、需要が高まっている低温(冷蔵・冷凍・定温)倉庫の登録件数拡充により、100件を突破したと発表した。
「見つカル倉庫」ウェブサイト検索トップ(西濃運輸提供)
冷凍食品の品質向上や普及による需要増加などを受けた低温物流市場の拡大や物流の見直しを追い風にして、低温倉庫を借りるニーズが伸びる一方、低温倉庫は長期利用がメーンで空き倉庫が少なく、借りたいのに見つからないという悩みが多く発生していた。
同社は2022年から「見つカル倉庫」に低温倉庫のラインアップを追加し、コールドチェーンの専属チームと拠点のプランナーが登録拡大に動いてきた。
その結果、今年6月時点で、北海道地方から九州沖縄地方までの全国各地方で115件(1棟貸しからEC対応可能な10坪以下での利用も可能な物件を含む)の低温倉庫の紹介が可能になった。
同社は低温倉庫をマッチングする類似サイトの中で登録件数がトップになったと説明している。今後も積極的に情報登録を図る。
(藤原秀行)