郵船ロジのインドネシア法人、三菱ふそう製の新型商用EVトラックを導入

郵船ロジのインドネシア法人、三菱ふそう製の新型商用EVトラックを導入

国内輸送に投入、再エネ活用の充電設備設置も検討

郵船ロジスティクスは7月19日、インドネシアの現地法人Yusen Logistics Indonesia(YLID)が同国で初めて商用EV(電気自動車)トラックの三菱ふそうトラック・バス製新型「eCanter 」を導入したと発表した。

インドネシア政府は2060年までにカーボンニュートラル実現を掲げ、25年までに国内の自動車生産台数に占めるEVの割合を20%に引き上げることを目指すなど、政府主導で脱炭素化の政策を進めており、乗用EVの販売台数は増加傾向にある。

昨年には同国内で軽商用EVの販売がスタート、物流分野でも商用EV導入が始まった。

YLIDが導入するのは、三菱ふそうトラック・バスの現地販売代理店Krama Yudha Tiga Berlian Motors(KTB)が2024年にインドネシアで初めて販売を開始する新型「eCanter」。国内の輸送に導入する。

9月からジャカルタ都市圏、西ジャワ州カラワン地域間で運行を開始する予定。ジャカルタ近郊の自社施設には急速充電設備を取り入れる。

今後、太陽光パネルを設置し、再生可能エネルギーを利用した充電設備を設置することも検討している。

導入に際し、YLIDは昨年からKTBと共同で従来型の「eCanter」を使用した走行試験を実施し、バッテリー性能を含む貨物積載時の走行性能や急速充電設備の設置場所など、実際の輸送を想定した検証を重ねてきた。


(プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事