テラドローン、スイスの産学連携研究開発拠点とドローンを共同研究開発へ

テラドローン、スイスの産学連携研究開発拠点とドローンを共同研究開発へ

新たな産業・技術の創出目指す

Terra Drone(テラドローン)は7月23日、スイスの産学連携の研究開発拠点Switzerland Innovation Park Zurich(スイス・イノベーション・パーク・チューリッヒ)と、ドローンの共同研究開発に関する覚書(MOU)を締結したと発表した。

スイス国外のドローン関連企業としては初めてのMOU締結という。

テラドローンは今後、スイス・イノベーション・パークのネットワークに属する大学やベンチャー企業などと連携して共同研究開発を実施。新たなドローン技術の創出を目指す。


(画像提供:スイス・イノベーション・パーク)

スイス連邦工科大学チューリッヒ校やローザンヌ校から最先端技術を持つスタートアップが多く誕生しており、2校の間の地域は「ドローンバレー」とも呼ばれ、ドローン関連のスタートアップ企業が約80社集結している。

スイス・イノベーション・パークは最先端の研究施設やオフィスやコワーキングスペースなどがある施設など、民間企業と研究機関などが協力して革新的な技術や製品を開発するためのインフラを提供し、産官学が連携できるように最適なパートナーとのマッチングを支援している。

また、大学の研究室と企業が連携して共同プロジェクトを実施したり、スピンオフ企業を立ち上げたりしており、ロボット工学やモビリティーなどの最先端技術のイノベーションを促進し、画期的な技術の創出を目指している。

テラドローンは事業戦略として、自社で展開する事業領域で大学やスタートアップ企業と連携し、研究開発から産業化、グローバル展開までを小規模で素早く実施している。グローバルで事業を展開している強みを生かし、グループ内での技術協力や各地域での展開をシナジー効果で加速させるエコシステムの構築を図っている。

スイス・イノベーション・パークとタッグを組むことで、最先端のドローン技術の研究開発を進めるスイス国内の大学やスタートアップ企業といち早く連携できるようになり、新産業を生み出すことにもつながるとみている。

テラドローンは今回のMOU締結を通じて、将来はスイスに開発拠点を展開することも視野に入れている。

(藤原秀行)※いずれもテラドローン提供

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