政府が改正道路交通法施行令を閣議決定
政府は7月23日の閣議で、住宅街などで道幅が狭く中央線がない「生活道路」の自動車の最高速度を現行の時速60kmから30kmに引き下げることを柱とした改正道路交通法施行令を決定した。
施行は2026年9月1日付。
センターラインや複数の車線を備えている幹線道路などは現状通り、法定の最高速度を60kmとした上で、それ以外の道路を30kmに引き下げる。
最高速度を示す道路標識がある道路は、その標識の内容を維持する。
警察用は事故防止の一環として、特定のエリアで道路の時速を30km以下に制限する「ゾーン30」の設置を進めている。生活道路で事故が後を絶たないため、規制を強化する。
法定速度を抜本的に見直すのは1960年に道交法が施行されて以来、初めて。
(藤原秀行)