Exotec、東京・新木場の倉庫自動化ソリューションデモセンターが開設1周年

Exotec、東京・新木場の倉庫自動化ソリューションデモセンターが開設1周年

延べ500人来場、実際の商材使って体験可能

フランスの新興ロボットメーカーExotec(エグゾテック)の日本法人Exotec Nihon(エグゾテック二ホン)は7月24日、東京都江東区新木場の「Exotec東京デモセンター」が開設から1年を迎えたと発表した。

エグゾテックの倉庫自動化ソリューション「Skypod(スカイポッド)システム」の実機を配備し、日本初の常設展示場としてオープン。延べ500人が訪れ、Skypodシステムのパフォーマンスを見学、体験した。

デモセンターは来訪者が実際に取り扱っている商材を使い、倉庫自動化を想定したパフォーマンス検証・コンサルティングまで実施できるようにしており、Skypodシステムの導入検討に役立てられるよう工夫している。

Skypodで用いるラックは各国の法令に基づく耐震設計を採用。ロボットが唯一の可動部のため重厚長大な従来型自動倉庫と比較して地震後の復旧作業を容易にできるとみている。

また、各ラックには消防のためのスプリンクラーを取り付けられる。火災が起きても被害を最小限に抑えられるよう工夫している。

フランス、米国、日本にそれぞれコントロールセンターを設置し、デジタルツイン技術を用いた仮想空間で全世界のロボットシステムをチェック。リアルタイムでの監視と安全性の確保を可能にしている。

システム管理用ソフトウェアは全てExotec内製で、ユーザーの拠点ごとに管理することで、顧客情報を第三者機関に流出させないよう歯止めを掛けている。データの取り扱いは欧州の厳格な基準に準拠し、常に最新のセキュリティー対策を講じるようにしているという。

(藤原秀行)※いずれもExotec Nihon提供

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事