国交省検討会が中間取りまとめ、新東名の建設中区間で実験線提案
国土交通省は7月25日、既存の道路インフラを活用し、自動で荷物を輸送する「自動物流道路」の実現に向け、必要な機能や克服すべき課題などを議論する有識者らの検討会(座長・羽藤英二東京大学大学院工学系研究科教授)が策定した中間取りまとめを公表した。
今後10年間での実現に向け、「人手不足解消の観点から最も効果的と考えられる区間として、長距離幹線輸送での設定を検討すべきである」と指摘。東京~大阪間での設定を念頭に関係者間で議論をしていくよう提案した。
また、実用化の前提として、実験線を早期に整備し、技術やオペレーションの検証を進めるよう要請。新東名高速道路の建設中区間(新秦野~新御殿場)を活用することなどを検討するよう提案した。
(藤原秀行)