日本郵船グループ、ばら積み運航で初のメタノール二元燃料船を定期傭船

日本郵船グループ、ばら積み運航で初のメタノール二元燃料船を定期傭船

来春竣工予定、神原汽船から

日本郵船は8月19日、グループのNYKバルク・プロジェクトが8月1日、神原汽船(広島県福山市)からメタノール二元燃料ばら積み船を定期傭船する契約について、同社と基本合意を締結したと発表した。

同船は2025年春に竣工する予定で、常石造船の常石工場(同)で建造中。日本郵船グループ運航のばら積み船としては初のメタノール二元燃料船となる。

同船はメタノールと重油の両方を燃料として使用できる二元燃料主機を搭載。主な使用燃料はバイオメタノールや、再生可能エネルギー由来の水素と回収した二酸化炭素を利用して生成するeメタノールを想定している。

低炭素メタノールを燃料として使うことで、温室効果ガスの大幅な排出量低減につながると見込む。

同船は穀物や鉱石をはじめとする多様な貨物の輸送ニーズを満たす汎用船型で、ウルトラマックス船型として最大級の積載性能を備える予定。


(プレスリリースより引用)

メタノール二元燃料ばら積み船 概要
全長: 200m
全幅: 32.25m
深さ: 19.15m
載貨重量トン数:65,700MT
貨物艙容量:81,500㎥
喫水:13.8m

(藤原秀行)

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