ダブル連結トラックの走行可能区間、初めて首都高や阪神高速追加

ダブル連結トラックの走行可能区間、初めて首都高や阪神高速追加

北海道でも、1000km超延長

国土交通省は9月17日、一度により多くの荷物を輸送できる「ダブル連結トラック」が走行できる高速道路の区間を、現行の路線からさらに1000km以上拡充する方針を正式に決定した。

今年7月に新たな路線拡充案を公表、パブリックコメント(一般からの意見募集)を実施していた。同日、新たな対象路線を加えた区間で、特殊車両通行許可の申請受け付けを開始した。

今回の路線追加で、走行可能路線は拡充前の約5140kmから約6330kmへ延長。初めて首都高速道路や阪神高速道路の湾岸線の区間を対象に追加した。

併せて、北海道でも道央自動車道や札樽自動車道で初めて設定。災害時のう回路としての機能を重視し、上信越自動車道や北陸自動車道、中国自動車道などの区間も追加した。

国交省によると、ダブル連結トラックは今年3月末時点で物流企業16社が利用を申請、走行の許可件数は延べ414件に上っている。今後はSAやPAでドライバーが十分に急速できるよう、高速道路運営会社などと連携し、専用の駐車マスをさらに整備していく考え。

(藤原秀行)

追加路線の概要はコチラから(国交省公式サイト)

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