南海、鉄道や物流施設の運営手掛ける泉北高速鉄道を吸収合併へ

南海、鉄道や物流施設の運営手掛ける泉北高速鉄道を吸収合併へ

25年4月1日付、業務効率化・迅速化図る

南海電気鉄道は9月30日、100%子会社で鉄道運行や物流施設運営などを手掛けている泉北高速鉄道(大阪府和泉市)を2025年4月1日付で吸収合併すると発表した。

南海は2014年7月、大阪府などから旧大阪府都市開発の株式を取得、社名を現在の泉北高速鉄道に変更した。22年4月に完全子会社化した。

泉北高速鉄道は大阪府内で高速鉄道を走らせているほか、トラックターミナル「東大阪流通センター」「北大阪流通センター」を運営している。

人口減少などで鉄道事業の経営環境が厳しい中、吸収合併してグループ一体で経営する体制に移行、物流施設運営なども含めた業務の効率化・迅速化を図る。

泉北高速鉄道の24年3月期の単独売上高は142億円、営業利益は42億円だった。

(藤原秀行)

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