トヨタ、「空飛ぶクルマ」開発の米ジョビー・アビエーションに750億円追加出資

トヨタ、「空飛ぶクルマ」開発の米ジョビー・アビエーションに750億円追加出資

確実な実用化へ関係強化

トヨタ自動車は10月2日、「空飛ぶクルマ」の電動垂直離着陸機(eVTOL)開発を手掛ける米国のJoby Aviation(ジョビー・アビエーション)に5億ドル(約730億円)を追加出資すると発表した。

トヨタは2020年1月にも同社へ3.94億ドル(約570億円)を出資しており、累計で8.94億ドル(約1300億円)に達する。

両社は19年に協業を開始。トヨタはジョビ―と、生産技術の見地から生産しやすい工程の設計、治具・補助ツールの開発などの知見を共有してきた。23年にはジョビ―に対して電動化関連部品の供給を開始した。

ジョビ―は現在、カリフォルニア州マリーナの生産ラインで3機目の試作機を完成させたほか、生産用地の拡張にも着手。今年8月には、航空機の量産に不可欠な「型式認証」取得プロセス5段階のうち4段階目まで進んでいる。

トヨタは追加出資でジョビ―との関係を強化、eVTOLを確実に実用化させたい考えだ。


ジョビ―が開発を進める空飛ぶクルマのイメージ(トヨタ自動車提供)

(藤原秀行)

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