旺盛な需要踏まえ、現地法人最大規模に
阪急阪神エクスプレスは10月18日、米国法人のHANKYU HANSHIN EXPRESS(USA)が10月1日、米国西部の主要倉庫と位置付けているロサンゼルス支店併設の倉庫と同じ棟内で隣接するスペースを新たに賃借し、倉庫面積を倍増させたと発表した。
増床で1棟借りの形に移行し、米国法人で最大規模の倉庫となった。
同倉庫が立地するカーソン市はロサンゼルス国際空港から車で約25分、米国西岸最大のロングビーチ港から車で約20分に位置。多くの物流会社や輸入者が米国西部の物流・サプライチェーンのハブ拠点として倉庫を構えている。
倉庫需要の旺盛な同地域で、同支店は2004年の移転以来、内陸都市発着のクロスドックのCFSとしての業務のほか、保税倉庫を活用した輸入一時保管、入庫から検品、ラック管理、ピッキング、再梱包、ラベル貼付、出庫・配送、在庫管理までの付帯業務を含めた3PL業務を中心として、ロジスティクス事業の拡大に注力してきた。
需要が旺盛で引き合いを受けられないほど手狭な状態になっているため、ロジ専用の第二倉庫開設が急務だった。隣接スペースに空きが出たため、倉庫1棟借りが実現した。
新スペースは現倉庫との壁の取り払い工事も終え、5段のパレットラック(1400パレット保管可能)の設置も完了。近日中に新ロジ専用エリアとして本格的に稼働させる予定。
ロサンゼルス支店・倉庫概要
名称 |
HANKYU HANSHIN EXPRESS (USA) INC. Los Angeles Branch & Warehouse |
住所 |
1561 Beachey Place, Carson, CA 90746 U.S.A. |
増床日 |
2024年10月1日 |
倉庫面積 |
約9,996平方メートル(うち事務所 約1,357平方メートル) |
倉庫設備 |
非常用発電機、24時間CCTVセキュリティ |
業務内容 |
輸出入貨物保管・管理、梱包、集荷配送、在庫管理、流通加工、検品 |
(藤原秀行)※いずれも阪急阪神エクスプレス提供