物流効率化実現、検査品質の向上も目指す
伊藤忠テクノソリューションズグループでITシステムの保守・運用サービスと教育事業を手掛けるCTCテクノロジーは11月1日、保守事業を強化するため、保守部品を配送するロジスティクスセンターを東京都江東区新木場から東京都品川区八潮に移転、10月1日に「東京ロジスティクスセンター」として運用を開始したと発表した。
三井不動産とJR貨物が共同で開発した大規模物流施設「東京レールゲートEAST」の5階に入居。保守部品の配送効率化と検証スペース拡大で保守サービスの品質向上を図る。
東京ロジスティクスセンターは、CTCTが行う保守事業の中核拠点として、保有する保守部品の約50%を取り扱い、全国のサービス拠点への安定的な供給を担う。
新しいロジスティクスセンターは、空港、鉄道貨物駅に近い立地を活かし、賃貸契約先の近鉄ロジスティクス・システムズと連携してトラック、空輸、鉄道などの輸送手段を組み合わせた物流システムに刷新している。
全国への保守部品の配送効率を向上し、より迅速で高品質な保守サービスの体制を整え、環境負荷の少ない鉄道での輸送量の増加につながるモーダルシフトを推進する。
また、保守部品における品質検査の体制を強化するため、検証エリアを従来のロジスティクスセンターから拡大。入荷部品の品質検査や交換した不良パーツの原因究明を迅速化し、メーカーへの対策依頼や同じ部品を使用している顧客への周知を早期に実施して、保守サービスの品質も高めていきたい考え。
■東京ロジスティクスセンターの概要
名称 |
CTCテクノロジー 東京ロジスティクスセンター |
所在地 |
〒140-0003 東京都品川区八潮3-3-6 東京レールゲートEAST5階 |
移転日 |
2024年10月1日(火) |
営業開始日 |
2024年10月1日(火) |
(藤原秀行)