セイノーグループの地区宅便とエニキャリが連携、ポストイン配送に当日・翌日配送機能追加

セイノーグループの地区宅便とエニキャリが連携、ポストイン配送に当日・翌日配送機能追加

ニーズに合わせた選択肢追加、利便性向上図る

セイノーグループでメール便発送・配達事業などを行う地区宅便と、ラストマイル物流に特化した物流ソリューション事業を展開するエニキャリは11月18日、地区宅便が手掛けている小荷物のポストイン配送「コニポス」で、新たに連携すると発表した。

エニキャリが独自に運営している配送管理システム「ADMS(アダムス)」を活用し、「コニポス」に当日・翌日配送の機能を追加、ユーザーの利便性向上を図る。

 
 

「コニポス」の業界最安値水準のポストイン(ポスト投函)サービスを継続しつつ、早い受け取りを希望する企業向けに、エニキャリとの連携サービスとして当日・翌日配送を新たな選択肢として提供する予定。導入先は、EC事業者のほか小売業など荷主企業を想定している。

サービス統合や配送料の値上げなど小型宅配市場の環境変化が進む中、両社の強みを掛け合わせ、配送効率や利便性の向上、コスト軽減を図る。両サービスを併用する場合、取引が一元化されるなどの利便性が見込めるという。

連携サービス(当日・翌日配送)の提供開始時期など詳細は今後、あらためて公開する。

「コニポス」は主に東京、神奈川、千葉、埼玉の一都三県を中心に展開している。安値がアピールポイントとなっている一方、配送に3〜5日間を要しているため、企業によって「当日配送」や「問い合わせ対応の充実」を重視するニーズがあるのを考慮、協業に踏み切った。

(藤原秀行)

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