埼玉の新センターで世界初、3種別以上の出荷マテハンに同一ロボットで対応へ
PALTACと産業用ロボット開発のMUJIN(東京)は6月13日、物流センターのケース積み付け作業自動化で協業することに合意したと発表した。
PALTACが今年11月に稼働させる予定の新拠点「RDC埼玉」(埼玉県杉戸町)で、MUJINが取り扱っている最新のロボットパレタイズ技術を物流センターとしては日本で初めて導入する。
PALTACは協業の狙いとして「技術的難易度の高い出荷時のケース積み付け工程の自動化をMUJIN と進め、複数台のAI(人工知能)ケース積み付けロボットを活用することで、ケース出荷に伴う重労働のさらなる削減を推進する」と表明している。
MUJINのロボットは商品の形状や大きさ、重量などの情報から最適な積み付け位置を自動計算。センター内にある全ての出荷マテハン設備に同一のロボットで対応できる強みを持つ。3Dビジョンを活用して積み付けの荷姿が安定しているかを常時チェックし、無理な積み付けでケースが損傷するのを防ぐ。
RDC埼玉では世界で初めて、3種別以上の出荷マテハン設備に同一ロボットが積み付けることに挑戦する。
コンベヤー上のケースをかご台車へ自動的に積み付けるロボット(両社プレスリリースより引用)
(藤原秀行)