TOB終了後、堂島汽船が2度目の買い増し
富洋海運グループの堂島汽船が、兵機海運の株式をさらに買い増し、保有比率が6.12%まで上昇したことが分かった。富洋海運の持ち分1.14%と合わせると7.36%に到達した。
堂島汽船が12月16日、近畿財務局に提出した変更報告書で判明した。
堂島汽船は12月5日まで兵機海運に対してTOB(株式公開買い付け)を実施。兵機海運との資本・業務提携交渉を進めるため、20%近くまで買い集めたい意向だったが、1.21%にとどまっていた。
その後、堂島汽船はTOBが終了した翌日の12月6日に兵機海運の株式を市場内で追加取得し、5.14%まで保有比率を高めていた。
今回は12月9日、市場内で購入した。
堂島汽船は取得理由について「発行者との業務上の連携を推進するための発言力を強化すること」と、これまでの説明を堅持している。
(藤原秀行)