日本郵政&郵便と福島の企業、「規格外りんご」を新幹線輸送と置き配で届ける実証実験開始

日本郵政&郵便と福島の企業、「規格外りんご」を新幹線輸送と置き配で届ける実証実験開始

関東向け、環境負荷低減狙い

地域活性化を手掛ける陽と人(ひとびと、福島県国見町)と日本郵政、日本郵便の3社は1月23日、輸送手段に新幹線輸送と置き配を活用して「規格外りんご」を届ける実証実験を1月27日から3月14日まで行うと発表した。

福島県産の「訳ありりんご」をふるさと小包で販売。輸送は新幹線に委託し、定時で迅速に運べるようにするとともに、トラックを代替することで環境負荷低減も目指す。

 
 

日本郵政および日本郵便との共創プロジェクト「farm to table」の一環として、農業サプライチェーンの環境負荷軽減に加えて、「規格外りんご」の購買を通じた生産者と消費者の新たな関係性を構築するのが狙い。


(3社提供)

3社は消費者に対して「購買による環境負荷低減への貢献」との付加価値を提供できると想定。「規格外りんご」の購買を起点とし、アナログ(はがき)とデジタル(NFT)の両軸で消費者と生産者が双方向に情報発信を行う。

福島県産の葉とらずりんご1.5㎏(訳あり)を送料・税込み2980円で限定500箱、葉とらずりんご1㎏(訳あり)+リンゴジュース2本セットを同2980円で限定100箱、それぞれ販売する。

郵便局のふるさと小包チちらしで申し込む。期間は1月27日から3月7日まで。配達先は関東地域(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨の1都7県、島しょ地域を除く)に限定している。

(藤原秀行)

経営/業界動向カテゴリの最新記事