阪急阪神不動産、シンガポール2カ所目の物流倉庫がトゥアス地区で竣工

阪急阪神不動産、シンガポール2カ所目の物流倉庫がトゥアス地区で竣工

5.7万㎡、現地のグリーンビルディング認証で最高ランク取得

阪急阪神不動産は2月20日、シンガポールのトゥアス地区で、現地の不動産会社Boustead Projects(ブースティッド・プロジェクツ)や三井物産の100%連結子会社MBK Real Estate Asia(MBKリアル・エステート・アジア)と共同で開発を進めてきた物流倉庫「36 Tuas Road」が2月11日に完成したと発表した。

阪急阪神不動産は2017年、シンガポール西部のジャランブロー地区で物流倉庫「阪急阪神ロジスティクスセンター」を開業した。今回は2カ所目の物流倉庫案件となる。

 
 

地上5階建て、賃貸面積は約5万6700㎡。断熱性能の高い外壁仕様をはじめ、高効率な換気システム・空調設備、太陽光発電システムなど環境に配慮している。

シンガポールの行政機関BCA(建築建設庁)が認定するグリーンビルディング認証「BCAグリーンマーク2021」で最高ランクのプラチナ認証と5つのサステナビリティセクションでそれぞれバッジを取得した。

5つ全てのバッジ取得は、同国の物流倉庫では初めてという。

全フロアが定温倉庫(22~26℃)として活用可能で、温度の影響を受けやすい消費財や製品の取り扱いを想定している。

トゥアス地区は世界最大級の港として開発が進められているトゥアス港や官庁・企業・商業施設などが集中するCBD(Central Business District)へのアクセスが容易な上、シンガポールとマレーシアの連絡橋トゥアス・セカンド・リンクの近くに立地している。

製造・医薬品関連の企業が集積するなど、シンガポールの物流拠点として高い優位性を備えている。

 
 

物件概要
【名称】36 Tuas Road
【敷地面積】約29,900平方メートル(約9,000坪)
【建物構造】地上5階建
【賃貸面積】約56,700平方メートル(約17,200坪)
【着工】2023年4月17日
【竣工】2025年2月11日
【特徴】

(藤原秀行)※いずれも阪急阪神不動産提供

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