越境EC支援のジグザグ、3月31日に東証グロース市場上場

越境EC支援のジグザグ、3月31日に東証グロース市場上場

海外からの購入サポート、配送も手配

東京証券取引所は2月25日、越境ECの支援を手掛けるジグザグ(東京都渋谷区宇田川町)のグロース市場上場を承認した。上場は3月31日付。

同社は2015年、購入代行サービスの展開を目的として設立。その後、海外の消費者が日本のECの商品を購入するのをサポートする「WorldShopping」(ワールドショッピング)と、国内のEC事業者が海外向けに販売するのを後押しする「WorldShoppingBIZ」(ワールドショッピングビズ)の提供を開始した。

 
 

海外対応していないECサイトでも、同社が受注から海外配送までを手配するとともに、多様な決済手段を提供して確実に購入できるようにしている。

国内EC事業者支援サービスは、最短1日で導入することが可能。こちらも海外の消費者からの注文対応などはジグザグが担い、EC事業者はジグザグが使っている外部倉庫に商品を送り込めば、その後の海外配送などは同社が代行している。中小事業者でも大幅なシステム改修などを伴わず、容易に海外からの注文を取り込めるようにしている。

24年5月期の単体ベースの売上高は11億600万円、営業利益は2億2100万円だった。25年5月期は売上高が14億2700万円、営業利益が2億8500万円と予想している。

(藤原秀行)

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