東急不動産、米運用大手ケネディ・ウィルソンと組み賃貸住宅や物流施設に投資へ

東急不動産、米運用大手ケネディ・ウィルソンと組み賃貸住宅や物流施設に投資へ

当初は300億円超想定、優先出資案件など対象

東急不動産は4月22日、米国子会社のTokyu Land US(TLUS)が米不動産運用大手Kennedy Wilson(ケネディ・ウィルソン)と組み、米国で優先出資およびメザニンローンを活用した不動産投資に乗り出すと発表した。

全米主要都市の賃貸住宅と物流施設の稼働物件や開発案件を投資対象に設定。当初は総額2億ドル(約300億円)の共同投資を予定している。

 
 

ケネディ・ウィルソンは米国と英国、アイルランドで総額約280億ドル(約4兆2000億円)超の資産を運用しており、賃貸住宅を中心に投資している。物流施設も1240万平方フィート(約115万平方メートル)を運用している。

米国は調達金利が日本よりも依然高いため、経験豊富なケネディ・ウィルソンと組み、出資者として事業に関与しながら魅力的なリスク・リターンが期待できる優先出資事業への取り組みを加速させたい考え。

(藤原秀行)

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