中央日土地、米ノースラスベガスで三井物産グループと連携し物流施設開発プロジェクトに参画

中央日土地、米ノースラスベガスで三井物産グループと連携し物流施設開発プロジェクトに参画

2件目、26年4月竣工見込む

中央日本土地建物は4月24日、三井物産の米子会社MBK Real Estate(MBKリアルエステート)の100%子会社MBK Industrial Properties(MBKインターナショナル・プロパティーズ、MIP)と連携し、米ネバダ州ノースラスベガスの物流施設開発プロジェクトに参画すると発表した。

中央日土地グループにとって米国では東海岸エリアのヴァージニア州サフォークに続いて2件目の物流開発事業となる。竣工は2026年4月の予定。

 
 

今回のプロジェクトは中央日土地の米現地法人Chuo-Nittochi America(中央日土地アメリカ)の100%子会社Chuo-NittochiⅡとMIPによる共同事業体で、約5万8000㎡の敷地
に物流施設を開発する。

ラスベガス中心地まで車で約30分、高速道路のインターまで車で5分の立地。延床面積が約2万9000㎡で最新の設備を備えた物流施設を開発する計画を進めている。

ラスベガスエリアは、カリフォルニア州やアリゾナ州など西部主要都市への配送拠点として地理的に優位性があり、近年物流施設適地として注目を集めている。特にノースラスベガス市は州間高速道路(I-15)に近接し、米国西部主要都市およびラスベガス中心地へのアクセスが良好のため、物流施設が集積しているという。

従来の娯楽産業としての知名度に加え、ネバダ州では州所得税がなく、企業活動や事業展開に適した環境が整っていることから、観光業以外にもさまざまな産業が発展。物流施設の一大拠点のカリフォルニア州と比較して運営コストが低いため、西海岸における重要な流通拠点としての地位を確立しつつあるという。

こうした事情を踏まえ、新たな物流施設開発プロジェクトに加わることにした。


外観イメージ

 
 

◆物件概要

所在 ネバダ州ノースラスベガス市
Sloan and Fisher Avenue, North Las Vegas, NV
用途 物流施設
構造 鉄筋コンクリート造平屋建て
敷地面積 約58,679㎡
延床面積 約29,553㎡

◆スケジュール

着工 2025年6月(予定)
竣工 2026年4月(予定)

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

物流施設/不動産カテゴリの最新記事