群馬地盤の長岡運送、伊勢崎市内に危険物対応可能な防爆倉庫が10月完成へ

群馬地盤の長岡運送、伊勢崎市内に危険物対応可能な防爆倉庫が10月完成へ

保管先不足に対応

群馬を地盤とする長岡運送(群馬県伊勢崎市)は5月14日、伊勢崎市内に今年10月、「防爆倉庫(300坪×2棟)」と「定温倉庫(600坪・300坪)」「流通加工場(300坪)」を新設すると発表した。

このうち、防爆倉庫は第4類危険物対応とする予定。リチウムイオン電池や有機溶剤など火気・爆発リスクのある製品を安全に保管できる構造を持たせ、BCPやコンプライアンス強化を求める企業のニーズをカバーする。

 
 

建設地は国道50号に隣接し、現在進行中のバイパス整備で4車線となる予定。関東圏からのアクセス性がさらに向上し、機動力と安全性を兼ね備えた危険物保管拠点として機能させることが可能とみている。


(長岡運送提供)

同社は、群馬県は関東近県12都県の中で最も地震発生率が少なく、災害リスクの低い地域として知られていると指摘。首都圏へのアクセスも良好で、工場や物流拠点の分散立地先として注目されていることを踏まえ、災害や事故など不測の事態に備えて商品が1カ所の倉庫に集中することを避けるためにも、群馬県のような地理的リスクの少ないエリアへの分散保管は有効なリスクマネジメント手段になるとアピールしている。

定温倉庫は温度を25℃以下に保ち、食品・化学品・医薬品・電子部品など温度変化に弱い製品を安全に保管。作業環境の改善と品質維持を同時に実現する。

(藤原秀行)

物流施設/不動産カテゴリの最新記事