マイナス150度以下の超低温環境をリアルタイムで監視
トッパン・フォームズと岩谷産業は7月3日、医薬品の適正流通(GDP)ガイドラインに対応した再生医療分野で利用可能な新たな輸送温度管理システムの提供を開始すると発表した。
再生医療で使用する細胞や医薬品を保管・輸送する際に収納容器内外の温度管理を行う。岩谷産業が提供する液化窒素でマイナス150度以下の環境を保つ「ドライシッパー(細胞輸送容器)」、トッパン・フォームズが新たに開発した温度ロガー「オントレイシス タグ-196℃」と温度管理プラットフォーム「オントレイシス クラウド」を使用する。
超低温環境下でも温度・位置情報のログデータをリアルタイムで取得できることから、再生医療製品などの輸送・保管時における温度品質向上に貢献していく。両社は同システムを再生医療に関わる医薬品メーカーや医薬品卸、病院などへ展開する方針。
トッパン・フォームズニュースリリースより
(鳥羽俊一)