国交省、備蓄米の円滑な出荷・輸送を後押しする「支援室」設置

国交省、備蓄米の円滑な出荷・輸送を後押しする「支援室」設置

流通滞った場合にトラックや保管用倉庫を迅速調達

国土交通省は5月30日、備蓄米の迅速な出荷・輸送を後押しするための専任組織「備蓄米物流支援室」を同日付で設置すると発表した。

農林水産省が事業者と随意契約し、備蓄米を提供することで米価の高騰を抑えようとしているのを受け、円滑に流通するよう支援する。農林水産省から流通が滞っているとの情報が寄せられた場合、トラックや保管用倉庫を迅速に手配することなどを想定している。

 
 

支援室は木村大・大臣官房審議官(物流・自動車担当)が室長を務め、本省の物流・自動車局貨物流通事業課、物流政策課に所属する13人と各地方運輸局などの22人が参加する。

備蓄米の物流に関しては、小泉進次郎農林水産相が5月28日、中野国交相と会談し、円滑な出庫・輸送の実現へ協力を要請していた。国交省は業界団体に協力を求めている。

(藤原秀行)

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