アダストリアグループがcomveyと協業、繰り返し使う梱包材「シェアバッグ」のメンテナンス業務受託開始

アダストリアグループがcomveyと協業、繰り返し使う梱包材「シェアバッグ」のメンテナンス業務受託開始

環境負荷低減と障がい持つスタッフの活躍拡大図る

アダストリアは6月4日、特例子会社でアダストリア店舗運営支援などを手掛けるWeOur(ウィーアー)が、再利用可能な梱包(シェアバッグ)の普及を図っているcomvey(コンベイ、東京都中央区日本橋)が開始した多様な人材が活躍できる場を創出する新プロジェクト「おもいをとどける。みんながよろこぶ。」に参画し、EC配送用シェアバッグのリユース時のクリーニングや入出荷検品などのオペレーション業務の受託を始めたと発表した。


(アダストリア提供)

 
 

同プロジェクトはシェアバッグの普及によるEC利用者のストレス軽減や梱包ごみ・環境負荷削減、障がいの有無に関わらず多様な人材が活躍できる社会の実現を目標に掲げている。こうした理念に賛同し、活動を支援することにした。

シェアバッグのメンテナンス業務はWeOurのスタッフが担当する。同社は多様性と働きがいのある環境づくりに注力しており、障がいがある約240人のスタッフが活躍している。

2021年には厚生労働大臣が認定する「障害者雇用優良中小事業主認定(もにす認定)」を取得済み。

同社は廃棄在庫・サンプル商材等の再販事業やリペア・リユース・リサイクルを主とするサーキュラー事業を展開しており、グループ全体の事業活動における環境負荷の低減と営業活動の両立に向けた様々な取り組みを進めている。

プロジェクト参画により、環境負荷が低い配送方法を顧客に提供すると同時に、障がいのあるスタッフの雇用機会や業務を創出することも目指す。

(藤原秀行)

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