三菱ふそうとの統合最終合意契機に、商用車生産の役割分担見直し
日野自動車は6月10日、東京都羽村市の羽村工場を、親会社のトヨタ自動車に移管すると発表した。
日野の100%子会社を新たに立ち上げ、羽村工場を承継するとともに、新会社の全株式を2026年4月1日付でトヨタに譲渡する。
日野と三菱ふそうトラック・バスは同日、経営統合する方針で最終合意したと発表しており、トヨタと日野で商用車生産の役割分担を見直すことにした。
羽村工場は1963年に生産を開始。現状はトヨタのSUV(スポーツ多目的車)「ランドクルーザー」などを手掛けている。
(藤原秀行)