宅配大手3社の再配達率、政府目標「24年度に6%まで半減」達成できず

宅配大手3社の再配達率、政府目標「24年度に6%まで半減」達成できず

国交省集計で今年4月は8.4%

国土交通省は6月23日、今年4月時点の宅配大手3社の宅配便再配達率が8.4%になったと発表した。

前年同月(2024年4月、10.4%)からは2.0ポイント、前回調査の昨年10月時点(9.0%)からは0.6ポイントそれぞれ下がった。

 
 

調査は4月と10月の年2回実施。政府は2023年6月、「2024年問題」への対応を協議する関係閣僚会議で取りまとめた政策パッケージの中で、再配達率を24年度に6%まで半減させることを目標に設定していた。

官民連携しての再配達抑制の呼び掛けなどの効果で、再配達率は23年4月から5調査連続で低下したが、24年度の目標は達成できなかった。

国交省は今後、関係省庁とも連携し、置き配の一層の普及促進などを図る。


(国交省資料より引用)

(藤原秀行)

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