事業者のコンプライアンス対応、情報管理をより安心・安全に
ロジレスは7月14日、EC自動出荷システム「LOGILESS」で、セキュリティ強化に向け、「操作履歴機能」と「OMS権限管理」機能の提供を開始したと発表した。
EC事業者はより高度な内部統制と情報管理を実現し、日々の業務運用の信頼性と安全性を高めることが可能になると見込む。
EC運営の現場はオペレーション業務の多様化に伴い、内部不正の防止や操作履歴の明確化、情報アクセス制御のニーズが高まっていることに対応した。
操作履歴機能はLOGILESS上でのユーザーによる全ての操作履歴を記録する。誤操作や意図しない変更、不正行為の発見を迅速に行えるため、EC事業者の法令順守徹底や内部統制強化を後押しできると見込む。
記録したログはトラブル発生時の原因追跡や組織内の透明性向上にも役立てられるとみている。
OMS権限管理はLOGILESSを利用するユーザーごとに、システム上で操作可能な範囲を柔軟に制御できるようにしている。管理者、受注担当者、入荷担当者ごとに一部の設定操作を制御するなど、業務内容や役割に応じて細かく権限を設定できるようになり、個人情報の保護や情報漏洩のリスクの低減に直結させられるとみている。
複数拠点や外部委託スタッフが関わる運用でも、より安全かつ効率的な利用を実現できると計画している。
(藤原秀行)