SBIグループと山九、スタートアップやベンチャー対象の200億円規模ファンド組成へ

SBIグループと山九、スタートアップやベンチャー対象の200億円規模ファンド組成へ

有望な技術やビジネスモデル備えた企業対象、物流と機工の両分野で成長図る

SBIホールディングス(HD)と山九は7月31日、2人組合形式による総額200億円規模の投資ファンドを今年9月1日付で設立すると発表した。

スタートアップ支援を目的とした50億円規模のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)ファンド「Sankyu-SBIイノベーションファンド1号投資事業有限責任組合」と、後継者問題を抱える協力会社や中小企業の事業承継支援を目的とする150億円規模の事業承継ファンド「Sankyu-SBI M&A1号投資事業有限責任組合」で構成。



今年9月1日から2030年8月31日までの5年間を投資期間と設定し、運用期間は35年8月31日までとする予定。事業承継ファンドは効果を見定めながら、最大で300億円規模まで拡大できるようにしている。

山九は物流、機工の両分野で有望な技術やビジネスモデルを備えたスタートアップやベンチャーと連携し、社会課題解決を促進、自社の成長にもつなげていくことを目指す。

ファンド組成はSBIHD傘下のSBI PEホールディングス、SBIインベストメント、SBI地域事業承継投資、SBI新生企業投資が協力している。

(藤原秀行)

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