施設利用企業向けに半年間
オリックスは8月3日、同社の物流施設利用企業向けに実施を打ち出している物流ロボットの6カ月間無償提供レンタルサービスに関し、中国のギークプラス社製自動搬送ロボット「EVE(イブ)」をラインアップに追加したと発表した。
同サービスで取り扱うのは7メーカーの8機種となる。テナント企業が手軽にロボットを導入し、成果を試せるようにして業務の効率化・省力化をサポートするのが狙い。
EVEは商品が収められた棚の下に潜り込み、棚自体を庫内のピッキング担当スタッフの元へ移動させる。AI(人工知能)を搭載しており、より出荷頻度が高い商品のある棚はスタッフの近くに配置するなど、レイアウトの最適化を常に図ることが可能。30分間の充電で10時間稼働させられる。
オリックスは手作業の場合より作業効率を3倍程度高められると見込む。
(藤原秀行)
無償レンタルを開始した「EVE」