9175㎡
近鉄エクスプレスは10月16日、ベネルクスの現地法人Kintetsu World Express (Benelux) (KWEベネルクス)が、オランダのスキポール国際空港南側の貨物地区に新設した倉庫で、10月8日に保税倉庫オペレーションを開始し、本格稼働をスタートさせたと発表した。
今年4月から段階的に倉庫オペレーションを開始していた。倉庫の延床面積は9175㎡。
新倉庫はスキポール国際空港の主要な空港上屋群から至近距離に位置し、航空貨物の取り扱い効率を大幅に高める優れたアクセスを備えている。
これまで外部に委託していたCFS業務を内製化することで、ULD(Unit Load Device)の組み立て・解体を自社で実施可能となり、オペレーション品質や柔軟性の向上、リードタイム短縮が期待できるとみている。
新倉庫は業界最高水準のセキュリティ基準「TAPA-A認証」の取得を予定しており、スキポールから約15km離れたウェストポート地区にある約1500㎡の温度管理倉庫も活用することで、品質・セキュリティの両面から物流ニーズに応えていく構えだ。
欧州における自社のハブ機能を担う戦略拠点としての体制を一層強化し、多様な物流ソリューションの提供を可能にしていきたい考えだ。
【拠点概要】
所在地 | Folkstoneweg 65, Schiphol-Rijk, Amsterdam, The Netherlands |
延床面積 | 倉庫 9,175㎡ / オフィス:735㎡ |
業務内容 | 保税航空貨物取扱、ロジスティクスサービス |
稼働開始日 | 2025年4月1日:倉庫稼働開始 2025年10月8日:保税倉庫本格稼働 |
Schiphol Warehouse
搬出入ドック(いずれもプレスリリースより引用)
(藤原秀行)