阪急阪神エクスプレスグループ、半導体産業の集積進むインド・グジャラート州に新事務所開設

阪急阪神エクスプレスグループ、半導体産業の集積進むインド・グジャラート州に新事務所開設

工業団地、日系やグローバル企業が多数進出

阪急阪神エクスプレスは10月31日、インド法人のHANKYU HANSHIN EXPRESS INDIAが同国西部のアーメダバード市近郊のサナンドに事務所を新設、11月3日に業務を始めると発表した。

アーメダバード市近郊に位置するサナンド地区・ドレラ地区は、急成長中の工業地域で、近年は製造業の中心地として世界から注目を集めている。特に、両地区の代表的な工業団地のサナンド工業団地・ドレラ工業団地は自動車関連や半導体関連を中心に日系およびグローバル企業が多数進出している。



同事務所の立地するICDサナンドは、両地区から最も近いICD(内陸のコンテナ蔵置場)で、税関が常駐し、事務所棟には通関業者も拠点を構えている。ICDで通関したコンテナは配送後に空コンテナを港まで戻す必要がなく、配送コストに大きなメリットがある上、民営のため柔軟な対応とハンドリングサービスの品質に定評があるという。

同事務所はグジャラート州のムンドラ港・ピパバブ港からICDサナンドへの保税での鉄道輸送・陸送およびICDサナンドから両地区への配送まで、ICDサナンドを経由する海上輸送の出荷・通関モニタリングなどを担う。

さらに、ICDサナンド内に常駐する税関や通関業者らとの対面コミュニケーションにより、イレギュラーに対する迅速な対応が可能になると想定している。

(藤原秀行)※いずれも阪急阪神エクスプレス提供

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