空いているエレベーターを識別可能、待ち時間極小化見込む
中国系のロボットメーカー、Pudu Robotics(プードゥ・ロボティクス)は1月6日、日本市場向けに、積載容量が600kgの産業用配送ロボットの新シリーズ「PUDU T600」シリーズの販売を開始すると発表した。

(Pudu Robotics提供)
中型の積載物を搬送するニーズに対応した「PUDU T300」の利用が広がっているのを受け、工場や倉庫などでより重量物を運べるT600シリーズを投入することにした。
T600シリーズは、多様な産業ニーズに対応するため、異なる2つのバージョンを提供する。このうち「標準バージョン」は内蔵タッチスクリーンを搭載し、人間工学に基づいたハンドルバー、直感的な操作ボタンを実装。手作業が必要となる際には、容易に操作できるよう配慮している。
「アンダーライド」は薄型シャーシベースの産業用AMRで、ラックや棚の下を自律的に移動し、ラックなどを持ち上げて正確に搬送できる。高密度の棚間搬送を自動化し、物流効率を最大化できると見込む。
多層階施設のエレベーターの混雑を解消するため、空いている状態のエレベーターを識別して優先順位を付けるリアルタイム スケジューリング システムを使用している。
配送速度が向上し、フロア間搬送時の待ち時間を最小限に抑えられると想定している。
オンプレミスまたはプライベート クラウドの導入をサポートし、データを内部ネットワーク内に保持、外部のクラウド サービスへの依存を排除するという。
さらに、通路の幅と荷物の寸法に基づいてルートを構築し動的に適応できるようにしており、単一レーンまたは二重レーンの交通をリアルタイムで切り替えることで、安全で効率的な通行と協調的な複数ロボット操作を保証できると強調している。
VDA5050通信規格をサポートしているため、他のロボットやシステムと円滑に連携できるという。
近くの人員に警告するための床面投影インジケーター (標準バージョン)、リアルタイムの動的障害物回避、火災や地震などの緊急時に自動対応を可能にする統合災害対応モジュールなどの機能を備え、安全な操作が行えるよう工夫している。
モジュール式IoT接続は、アクセス制御、エレベーターの乗車、呼び出しボタンなどをサポートし、複雑なソフトウェア統合なしで工場システムと迅速に連携できるよう考慮している。
(藤原秀行)










