自動倉庫システムなど先進技術活用、日通と共同でリアルタイム追跡可能システム開発も
シップヘルスケアホールディングスと、グループで医療の物流管理を手掛けるエフエスユニマネジメント(東京都港区芝浦)は1月30日、首都圏に分散していた医療材料の物流拠点を集約して、千葉県船橋市に延床面積が1万4129㎡(4274坪)の新拠点「SHIPグランベース東京」を開設、今年2月に稼働を始めると発表した。
「SHIPグランベース東京」は三井不動産が開発した物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク船橋Ⅲ」内に入居している。
災害時に備えた十分な在庫を保有し、耐震性に優れたBCP対応の施設に、東京大学発で米国拠点のベンチャーRENATUS ROBOTICS(レナトスロボティクス)製自動倉庫システム「RENATUS」(レナトス)を導入。AIやロボティクス、RFIDなどの先進技術を活用した次世代型物流拠点として運営する。
医療材料のトレーサビリティーを確立するため、日本通運と共同で、医療材料に貼り付けたRFIDを活用し、「SHIPグランベース東京」から各医療機関に届けるトラックにもRFIDセンサーを取り付けて、医療材料の出荷から納品までの位置情報をリアルタイムで追跡・管理するトラッキングシステムを開発する。
医療現場で使う物品を一元管理する「SHIPグランベース東京」は、首都圏の大学附属病院から地域の中核を担う100~500床規模の病院など、約60施設(約2万6000床)に対応可能。在庫については約7万800品目まで拡大していく計画でを立てている。
医療現場の作業効率化とコストの削減を図り、厳しい経営環境が続く病院経営を持続的に支援することを狙う。


RFIDセンサー付きトラックを日本通運と共同開発し、リアルタイムで正確な輸送管理体制の構築を図る

| 名称 | SHIP グランベース 東京 |
| 所在地 | 千葉県船橋市浜町 2-4-7 三井不動産ロジスティクスパーク船橋Ⅲ 5 階 |
| 延床面積 | 14,129 ㎡(4,274 坪) |
| 稼働開始 | 2026 年 2 月 |
| 取扱品目数 | 約 70,800 品目 |
| 対応能力 | 医療機関 約 60 施設(約 2 万 6 千床) |

同規模の災害対応型物流拠点の大阪ソリューションセンター(グループの小西医療器)と連動することで医療材料の供給が停滞することがないよう複線化を実現。国内の災害時には大阪ソリューションセンターと拠点間で連動してBCP対策を図る。


自動入庫ケース倉庫は最大で約1万ケースの保管が可能。1日当たり1600ケースの入庫を想定している。
夜間に翌日の払出品を自動で準備するため、効率的に出荷作業を行える設計になっていると強調。最大の特長は、段ボールサイズを問わず、そのままの荷姿で保管可能となっているため、大幅な作業工程・保管スペースの削減が可能ということを、幅広くアピールする構え。

自動入庫ケース倉庫

自動倉庫 RENATUS イメージパース

自動搬送ロボット

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コックピット

トレーニングセンター
(藤原秀行)※いずれもシップヘルスケアホールディングス提供












