需要縮小受け、製造も撤退を検討
トクヤマと太平洋セメントは3月25日、トクヤマのセメント・固化材の国内販売事業を、太平洋セメントに譲渡すると発表した。
同事業をトクヤマが7月1日付で新設する子会社に承継させた上で、太平洋セメントが全株を取得する。トクヤマのセメント販売子会社2社も新設子会社に吸収させる。
トクヤマはセメント製造事業についても、2028年10月をめどに生産を停止し撤退する方向で検討する。海外向けのセメント販売は取引量を順次縮小させる見通し。
トクヤマは1930年代からセメントの製造・販売を手掛け、中核事業の1つだったが、バブル崩壊後は国内の公共事業減少や住宅着工戸数の低迷などでセメントの需要縮小が続いている。
トクヤマはセメント事業への投資分を、今後成長が見込める電子材料などの領域に回していく考え。太平洋セメントはトクヤマの事業を取得し、収益基盤の強化につなげる。
(藤原秀行)












