高市首相、ナフサの中東輸入分を他国からの調達に切り替え表明

高市首相、ナフサの中東輸入分を他国からの調達に切り替え表明

医療用プラの安定供給図る体制立ち上げも

高市早苗首相は3月29日、SNSのX(旧ツイッター)の公式アカウントで、中東情勢緊迫化を受け、石油化学製品の原料に用いられるナフサ(粗製ガソリン)に関して海外からの調達分は「中東からの輸入を他の国からの調達に切り替えるべく取り組んでいる」と表明した。

また、石油の国家備蓄を放出した分が、トラックの燃料などに行き届いていないケースがあると指摘し、経済産業省が情報提供を受け、「他の流通経路からの融通支援を行っている」と説明した。



具体例として、九州の路線バス会社への軽油供給を再開したり、海底ケーブル敷設船への重​油補給を実現したりしたことを列挙した。その上で「日本全体として必要な量は備蓄放出により賄われている」と強調した。

ナフサを原料とする人工透析用チューブなど透析回路用の医療用プラスチックや、手術の際に使う廃液容器などに関し「安定供給を図る体制を立ち上げたと強調。「ただちに供給が滞ることはないでの落ち着いた対応をお願い申し上げる」と語り、冷静な対応を呼び掛けた。

同時に「個別の製品レベルでは、アジア各国で生産し、日本に輸入している製品が、アジア各国における原油不足により、長期的な供給に懸念が生じている」と認めた。

(藤原秀行)

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