今週中に全拠点が通常稼働へ
ニチレイのシステムがサイバー攻撃を受けた問題で、「RansomHouse」(ランサムハウス)と名乗るハッカー集団がインターネット上で犯行声明を出したことが分かった。
関係者によると、ランサムハウスは匿名性が高いインターネット空間「ダークウェブ」に7月21日夜、犯行声明と、ニチレイから盗み取ったと主張するデータの一部を掲載した。ニチレイの関連会社の従業員に関する個人情報や、取引先の企業情報が含まれていると説明、ニチレイに対して早急に連絡を取るよう求めているもよう。
ランサムハウスがニチレイに「ランサムウェア」(身代金要求型ウイルス)を使って攻撃した可能性がある。ただ、実際にランサムハウスがサイバー攻撃を仕掛けたかどうかや、個人情報が本当に含まれているのかどうかなどは確認できていない。
ランサムハウスは、アスクルが昨年10月にランサムウェアによるサイバー攻撃を受けた際にも、ダークウェブ上で犯行声明を出した。
ニチレイは7月22日、サイバー攻撃に関し「警察および関係機関と連携し、対応を進めているので、詳細は情報開示を差し控えさせていただく」とのコメントを発表、ランサムハウスの関与などには言及しなかった。
加えて、被害を受けたサーバーの一部に個人情報を保管していたため、対象者に別途、攻撃を受けたことを通知していると説明した。
ニチレイロジグループの入出庫業務とニチレイフーズの冷凍食品出荷業務は、今週中に全拠点が通常稼働に移行する予定とあらためて発表した。緊急時に備えて保管していたバックアップのデータを活用できたため、迅速な復旧につながったとみられる。
(藤原秀行)







