最先端システム導入で物流競争力を強化
大韓航空は10月21日、仁川国際空港の仁川貨物ターミナルの大規模改修工事が今年9月に完了したと発表した。
航空物流ハブ空港としての輸送力をさらに強化し、ターミナル運営と稼働効率を最大化するため、2025年6⽉から工事を続けていた。
同社は最先端の物流システムを導入したことにより、オペレーション効率の最適化と定時性の大幅な改善が見込まれると説明。世界最高水準の物流ハブ空港の実現を通じて、グローバル航空会社としての競争力を一層高めていきたい考え。
ETV(昇降式スタッカークレーン)を全面的に刷新し、AGVを新規に導入して作業生産性を大幅に向上させている。
また、バイパス施設(上屋作業を介さずそのまま搭載できる貨物がトラックからシップサイドへ直接移動できる専用レーン)を従来の1ラインから2ラインへ拡張し、ETVと連携させることで、コンテナ・パレット搬出能力がこれまでの1時間当たり18個から30個まで拡大した。
ターミナル全体の貨物処理能力も従来より25%以上増加する見込み。
加えて、特殊貨物専用施設の拡充を通じて、営業支援体制を強化。大型設備の無人化・自動化を進めることで、作業事故のリスクを根本から解消した。
極寒期の職場環境改善のための空調システム設置や、LED照明への交換を行い、作業環境とインフラ全般をアップグレードした。

ETV

AGV
大韓航空は今回の仁川空港に続き、北米地域の拠点のニューヨークの貨物ターミナル設備も整備しており、2027年内の完成を目指している。
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用






