三菱地所など4社、大阪市内で共同開発の冷凍・冷蔵物流施設が竣工

三菱地所など4社、大阪市内で共同開発の冷凍・冷蔵物流施設が竣工

全区画温度可変式のマルチ型、多様なコールドチェーンの需要に対応

三菱地所、農林中央金庫、JA三井リース建物、MUFGファイナンス&リーシングの4社は10月30日、大阪市大正区で開発を進めてきたマルチテナント型冷凍・冷蔵物流施設「ロジクロス大阪大正Ⅱ」が10月31日に竣工すると発表した。

大阪港と関西主要消費地を結ぶ物流結節点に立地し、港湾物流と関西圏内の配送をつなぐ利便性を備えていると想定。

全区画温度可変式(-21℃~+5℃、一部区画は-27℃~+5℃)を採用することで取扱貨物や物流網の変化に応じた柔軟な区画運用を可能にしており、幅広いコールドチェーン物流の需要に対
応できると見込む。

冷凍・冷蔵食品や医薬品などの低温保管需要が高まる一方、既存の冷凍・冷蔵倉庫は老朽化が進み、建て替えや拡充が求められているが、建築費などの高騰や建て替え期間中の一時保管先確保が難しいことなどを背景に、荷主企業による自社施設の開発・更新は容易でない状況にあるため、新たな冷凍・冷蔵の物流施設を供給することにした。

「ロジクロス」シリーズとして大阪市内で3棟目となるマルチ型の冷凍・冷蔵物流施設。動物検疫検査場所としての指定および保税倉庫の許可に必要な立地条件を備え、多様な物流ニーズの受け皿になると見込む。

床荷重は1.5t/㎡、梁下有効高は5.5mをそれぞれ確保。両面バースの採用により同時接車可能台数を増やすなど、自由度の高いスペックを持たせている。

事務所エリアおよび各区画の1階電動フォークリフト用充電設備(フォーク充電盤)は、災害時24時間の施設稼働を可能とする非常用発電設備を取り入れているほか、電気設備機器は地盤面から 5m以上の高さに設置するなど浸水対策を強化している。

屋上に太陽光パネルを設置し、自然冷媒の導入や節水器具・断熱材でのグリーン購入法適合品・エコマーク認定品の採用なども進めている。建物のエネルギー性能の表示制度「BELS」で最上位の『ZEB』、『CASBEE』(建築環境総合性能評価システム)でも最上位のSランクの取得を実現している。

共用部や休憩室等では三菱地所グループのMEC Industryが調達した国産木材を採用。木製ルーバーや壁パネルといった内装だけでなく、南九州産CLT材(木材の板を繊維方向が直交するように積層接着した木質材料)を活用した木造プレファブ建築による休憩室を設置。一部フロアの床にはCLTを活用したOAフロア「WOOD FLOOR UNIT 3.2」などを導入し、施設で働く人の快適性向上と温かみのある空間づくりに努めている。

物件概要
名 称:ロジクロス大阪大正Ⅱ
所在 地:大阪市大正区鶴町一丁目 1-46
アクセ ス:【自動車】阪神高速第 17 号西大阪線 「大正東出入口」より約 4.0km
「大正西出入口」より約 4.5km
【電 車】大阪メトロ 四つ橋線「岸里」駅より約 2.8 ㎞
【バ ス】「鶴町一丁目」バス停より約 300m
用 途:マルチテナント型冷凍冷蔵物流施設 ※最大 3 テナント入居可能
規模・構造:地上 4 階建、ボックス型、鉄骨造、耐震構造
敷地面 積:約 21,660 ㎡(約 6,552 坪)
延床面 積:約 45,430 ㎡(約 13,743 坪)
建築 主:メック都市開発 13 号特定目的会社
※三菱地所単独出資の子会社
大正区鶴町デベロップメント特定目的会社
※農林中央金庫、JA三井リース建物、MUFG ファイナンス&リーシング出資の特定目的会社
コンストラクションマネジメント:株式会社三菱地所設計
設計施 工:大末建設株式会社
着 工:2025 年 1 月 20 日
竣 工:2026 年 10 月 31 日

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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