東急不動産、千葉・松戸で単独事業初の「1棟専⽤冷凍・冷蔵倉庫」開発へ

東急不動産、千葉・松戸で単独事業初の「1棟専⽤冷凍・冷蔵倉庫」開発へ

排熱利⽤で⾼省エネ性確保、温度帯可変区画も導入

東急不動産は10月29日、千葉県松戸市で新たな物流施設「LOGI’Q(ロジック)松⼾コールドセンター」を開発すると発表した。

同社の単独事業としては初となる「1棟専⽤(シングルテナント)冷凍・冷蔵倉庫」で、竣工は2028年5月の予定。

昨今の冷凍⾷品の消費拡⼤など⾷⽣活の変化や⽼朽化に伴う建て替え需要を背景に、都⼼など消費地近郊で冷凍・冷蔵倉庫のニーズが急速に⾼まっているのに対応する。

同社は2024年以降、神奈川や広島などで開発した物流施設に冷凍・冷蔵区画を導⼊、ニーズをカバーしてきた。ただ、⼀般的なドライ倉庫と⽐較して冷凍・冷蔵倉庫は電気使⽤量が⾮常に多く環境負荷が⾼い点が課題となっており、物流施設での再⽣可能エネルギー由来の電力供給で補っている。

今回の案件は再エネ由来電⼒の活⽤に加えて、⾃然冷媒(CO2)の採⽤や排熱利⽤(デフロスト・除湿)の導⼊により、⾼い省エネルギー性能を両⽴した環境配慮型物流インフラの提供を⽬指す。

東京外環⾃動⾞道の松⼾ICから8.2km、都⼼部から20km圏内に位置。

延床⾯積は3161坪(1万451㎡)でシングルテナント利⽤を想定し、1〜4階の冷凍・冷蔵区画のうち、トラックバースのある1階には作業効率を⾼める「仮置き冷凍スペース」を設ける、2・3 階は+5℃から−25℃まで設定変更が可能な「温度帯可変区画」を採⽤。テナントの要望に合わせて柔軟に対応できるようにする。

冷凍機の排熱を活⽤して冷却器に付着した霜を除去する「温ブラインデフロスト」を取り入れることで、冷却器の冷却効率を維持するとともに、デフロストに使⽤するブラインの加熱エネルギーを排熱で賄い、⼀般的なヒーター加熱と⽐較し電気使⽤量の削減を図る。

1階の荷さばきスペースで導⼊予定のデシカント除湿器も、デフロストと同様に空調機の排熱を利⽤する。

内装には既存建物の解体時に敷地内から伐採したケヤキの⽊材を⼀部アップサイクルして使⽤し、⼟地の歴史や記憶を継承するとともに、⽊材の有効活⽤による⾃然循環と温もりを感じられる空間づくりを進める。


排熱を利⽤したデフロストの運⽤イメージ

所在地 千葉県松戸市松飛台字中原 522 番 1
用途地域 準工業地域
主要用途 倉庫業を営む倉庫
敷地面積 4,810.49 ㎡(1,455.17 坪)
延床面積 10,451.17 ㎡(3,161.47 坪)
建物構造 鉄骨造 4 階建
着工 2026 年 10 月 22 日
竣工 2028 年 5 月 15 日
設計 川田工業株式会社一級建築士事務所
施工 川田工業・旭建設・野村建設工業 特定建設工事共同企業体
コンストラクションマネジメント 株式会社 H&K 建築事務所
トラックバース 11 台
環境認証(予定) CASBEE A 認証

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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