3温度帯対応、従来比6割省人化目指す
楽天と西友は1月16日、横浜市で三井不動産が開発している大型物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)横浜港北」に、インターネットスーパー用の物流センターを開設すると発表した。今秋ごろの稼働開始を見込む。
MFLP横浜港北は地上4階建て、延べ床面積は約5万平方メートル。東名道の横浜青葉ICから約4・6キロメートル、第三京浜の港北ICから約4・5キロメートル、首都高横浜北線の新横浜ICから約6・3キロメートルに位置し、2020年秋ごろに完成する予定。楽天と西友は全フロアを賃借する。
常温・冷蔵・冷凍の3温度帯で商品の保管ができるよう冷蔵・冷凍庫を完備するほか、庫内作業を効率化する搬送機器などの自動化設備を導入する計画。
「楽天西友ネットスーパー」は18年5月に本格稼働をスタート。生鮮品をはじめとする食品や日用品などは西友の実店舗、千葉県柏市のネットスーパー専用物流センター、都内の配送拠点からユーザーの自宅へ配送している。19年10~12月の売り上げが前年同期の1・3倍に達するなど堅調に利用が伸びているため、物流拠点を拡充する。新センターは同規模の通常オペレーションより6割程度省人化するという。
「MFLP横浜港北」の外観(楽天プレスリリースより引用)
(藤原秀行)