6月めどに関東から大阪への配送もスタートへ
中小運送事業者33社が参加している「ラストワンマイル協同組合」は1月20日、新たに大阪で事業を始めると発表した。
新規に加入した近鉄百貨店の100%子会社、近畿配送サービス(大阪府八尾市)が中心となり、今月下旬から集荷事業に参加。荷物を東京・立川のハブセンターに運んだ後、関東1都5県(東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木)の組合加盟事業者で協力して配達する。当初の1週間から10日程度はテストとして1日100個程度を集荷した後は徐々に取扱量を増やし、2020年中に1日1000個程度まで高めたい考え。
さらに、今年6月をめどに関東圏などで集めた荷物を大阪府内で配達する事業もスタートさせる予定。事業拡大に備えて参加事業者を募集しており、近畿配送サービスのほかにも数社が組合加盟を準備しているほか、東海エリアでも愛知を中心に岐阜や三重などで加盟予定事業者がいるという。
(藤原秀行)