業界抱える課題解決へ高度な知識有した人材育成目指す
ヤマトホールディングス(HD)とSBSホールディングス、鈴与の3社は1月24日、東京大先端科学技術研究センターに「先端物流科学寄附研究部門」を設置、4月に講義を始めると発表した。
物流に関する多様な専門分野の教授や企業から招いた講師が講義を担当。AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)、ビッグデータといった分野で研究を進め、人手不足などの諸課題を解決できる高度な知識を有した人材の育成を目指す。
「渋滞学」で知られる同センターの西成活裕教授や井村直人特任教授らが講義を担当する。講義開始に先立ち、3月4日に東京・本郷の東京大本郷キャンパスの山上会館で「高度物流人材の育成のための課題と大学教育への期待」をテーマとした公開シンポジウムを開催する予定。
東京大基金から3社への「栄誉会員」称号と記念の盾を贈呈する式典に参加した(左から)同大の西成教授、鈴与の西ケ谷嘉明専務取締役、ヤマトHDの山内雅喜会長、SBSHDの入山賢一取締役専務執行役員、同大の井村特任教授(3社プレスリリースより引用)
(藤原秀行)