大和証券グループ本社、物流施設メーンの私募リート運用開始

大和証券グループ本社、物流施設メーンの私募リート運用開始

東京圏の国道16号線圏内や大阪市内など最重点投資エリアに設定

大和証券グループ本社はこのほど、物流施設をメーンの投資対象とする私募リート「大和証券ロジスティクス・プライベート投資法人」を設立、3月2日に運用を開始した。

大和証券グループが物流施設を主軸とする私募リートを組成するのは初めて。資産運用はグループの大和リアル・エステート・アセット・マネジメントが担う。当初の資産規模は数百億円とみられる。

同社は中核の証券業以外に、新たな収益の柱として不動産運用事業の拡大を図っている。物流施設は中長期的に安定的な収益を得られるアセットとして国内外の機関投資家らに注目されており、同社としても今後運用を広げていきたい考えだ。

同投資法人は4大都市圏を中核の投資対象と位置付け、特に東京圏の国道16号線圏内などと大阪圏の大阪市内などを最重点投資エリアに設定、両エリアの物件が取得価格ベースで資産規模全体の8割以上を占めることを基本方針に据えている。

物流施設をメーンの投資対象に設定した私募リートは、センコーグループホールディングスやSGホールディングス傘下のSGリアルティが運営している。物流企業グループ以外では異例とみられる。

(藤原秀行)

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