4月30日まで、外国人パイロット確保難
ANA Cargoは3月30日、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、国際線貨物便の一部路線で同31日から4月30日までの間、運休・減便に踏み切ると発表した。
このうち、沖縄県の那覇空港を起点としてアジアの主要都市との間で航空貨物輸送網を展開している「沖縄貨物ハブネットワーク」を構成している各路線はいずれも4月は運休とする方針を正式に発表した。新型コロナウイルス感染拡大で各国が出入国を制限していることなどから、多くの便に搭乗している外国人パイロットの確保が困難になったため。
具体的には、沖縄~シンガポールは3月31日から、羽田~沖縄(往復)、沖縄~バンコク、ソウル~沖縄は4月1日から、北九州~沖縄、沖縄~成田、沖縄~香港、台北~沖縄は4月2日からそれぞれ4月末まで運航を休止する。
沖縄貨物ハブ以外では、成田~台北、香港~成田、シンガポール~香港、バンコク~成田、台北~成田も休止とする。
また成田~ソウルは3月31日から4月30日までの間、従来の週6便を土曜のみの週1便に減らす。成田~シカゴ(往復)は4月2~30日の間、週3便から週4便に増やす。ソウル~成田は3月31日~4月30日の間、日曜発を土曜発に変更する。
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(藤原秀行)