3D高機能センサーなど搭載、支障なく車が通行可能かチェック
ZMPと鹿島は4月22日、外環道の大泉JCTと東名道の東名JCTの約9・2キロメートルをトンネルで結ぶ工事現場で、車両が支障なくトンネル内を通行できるかどうかをチェックするためのバッテリー機関車の無人自動運転化を実施すると発表した。
AGV(無人搬送機)システムなどを手掛ける新トモエ電機工業(東京)、鹿島傘下で機械設計などを担うカジマメカトロエンジニアリング(同)と連携。バッテリー機関車「サーボロコ」にZMPのステレオカメラや自動運転ソフトウエア、3D高性能センサー「LiDAR(ライダー)」などの先進技術を搭載。高精度な3Dマップを使わなくても、車がトンネル内を無事に走ることができるよう工作物や構築物を置かないエリア「建築限界」の範囲を現場で推定可能にすることを目指す。
今後は周辺の人間や物を認識できる機能も搭載し、早期の無人運転実現を図る。
バッテリー機関車「サーボロコ」
ステレオカメラ「RoboVision3」(いずれもZMPプレスリリースより引用)
(藤原秀行)