【新型ウイルス】ヤマト、5月の宅配便は19・5%増と6年ぶりの伸び

【新型ウイルス】ヤマト、5月の宅配便は19・5%増と6年ぶりの伸び

コロナで通販利用広がる、「ネコポス」は5割増

ヤマト運輸が6月4日発表した5月の小口貨物取扱実績によると、宅急便全体で前年同月比19・5%増の1億6498万7396個に上った。個数は5月としては過去最高で、2カ月続けての2桁増を記録した。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛でインターネット通販の利用が急増したことが影響した。5月の伸び率は消費税増税直前の2014年3月(19・8%)以来、6年2カ月ぶりの高い水準となった。

内訳を見ると、住宅のポストに入る小型の「ネコポス」が54・4%増の2167万5531個と大きく伸びた。宅急便と宅急便コンパクトの合計は15・5%増の1億4331万1865個だった。

一方、企業などの利用がメーンの「クロネコDM便」は30・9%減の6142万9070冊となり、2カ月続けての3割減に達した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い在宅勤務や店舗の営業自粛が広がったことが響いたとみられる。

(藤原秀行)

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